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沿革

日本和紙写真協会 設立の経緯と進捗

2014年11月

○フランス・パリルーブル美術館の地下にある大規模施設で、国際写真展fotofeverに、田中伸明が写真家として参加。

三菱印画紙とゼロックスによって開発されたパール素材のデジタルプリントによる全裸作品を展示する。

作品の一部はイベントの公式サイトに掲載中

その機会に、海外では写真プリントはアートして高い評価を獲得し、美術品としてミュージアム展示やギャラリーで販売されていることを再確認。

和紙プリントと屏風などの日本の表具文化と写真の融合するアイディアを思いつく。

 

2018年

○6月 田中伸明が、等身大の全裸写真による屏風を作成を開始。屏風を製作したのは世界規模の活躍をしている京都の日本美術の修復師。修復師から、徳島県吉野川市のアワガミファクトリー(阿波和紙伝統産業会館)を紹介される。最適化された(Photo Authoring)写真データと手漉き和紙の融合によってWashigraphPhoto が誕生する。さらに、WashigraphPhoto と掛け軸や屏風など、表具伝統工芸技術との関係もこの時点で成立する。

○10月 全裸写真屏風を製作した修復師の紹介で、国際博物館会議ICOMの国際大会の京都事務局(京都国立博物館内)に、協賛パビリオン出展を直訴。

 

2019年9月

○世界博物館会議 :ICOM 京都国際大会に田中伸明写真事務所が出展。京都で製作した実物大の和紙写真屏風仕上げの全裸作品が注目される。

写真家:田中伸明個人と、過去に主宰してきた写真講座の生徒の和紙写真作品も会場で紹介。

国際博物館会議ICOM京都の会場で、手漉和紙写真に深い感銘を受けたロシアのオレンブルク市美術館のユーリ館長から、日本和紙写真展の開催プランの提案を受ける。

 

2019年10月

日本和紙写真協会の準備室を開設。ロシアでの日本和紙写真展への参加者の募集を開始。

 

2019年11月

○ロシア・オレンブルク州立美術館と、Japan Washigraph Exhibition(日本​和紙写真展)の開催について契約書を締結。

 

2020年1月 

○日本和紙写真協会の公式サイトを開設。事務局スタッフも参加。

 

2020年6月

○日本和紙写真協会に対し、オレンブルク美術館での展覧会の決定が、ICOMの規約(第3項 博物館専門職員):「職業上の資格において、博物館および博物館コミュニティーのためにサービス、知識、専門技能を提供することを主な活動とする個人を含む」に該当するということで、公益財団法人日本博物館協会の推薦を受け、パリに本部がある国際博物館会議 :ICOMの会員として申請を許可される。

日本和紙写真協会の会長の田中伸明が、ICOM の会員として、パリから会員証カード(137カ国の美術館博物館を無料で入場できる)を授与される。田中個人はICFA美術の博物館の国際委員会に登録。国際博物館会議ICOMの国際会議に参加できるようになる。

 

2020年7月

○関西と関東で、会員向けの顔合わせイベントを6回開催。

 

2020年8月

○増園有麿、勝沼祐樹、日高裕子(事務局スタッフ)、宮部勝之、丸田哲也、小川卯人(会員)の6名が、ICOMの会員として承認される。

○ロシアのオレンブルク市美術館と、日本和紙写真展「Japan Washigraph Exhibition」の開催の申請手続きを文書で確認。

 

2020年9月

○徳島の阿波和紙伝統産業会館(アワガミファクトリー)にて、日本和紙写真協会会員向けのイベントを主催。

映像作家の宮部勝之によって、和紙の伝統文化の映像作品と会員の紹介映像を収録。

○京都国立博物館にて、ICOM京都大会1周年記念シンポジウム「SDGsと博物館」に参加。

和紙写真の取り組みがSDGsに該当にすることを確認する

砂田節子の植物を黒バック撮影した作品が、東京工芸大学アニメーション学科(元造形大学)のデザイン学科の教材として使用される。

○運営委員会を開設。日本和紙写真協会の情報をFacebookページと、会員の写真をインスタグラムを開始。

 

2020年10

○ロシア法務省に「Japan Washigraph Exhibition」に参加するための渡航招待ビザを申請。

 

2020年11

○コロナ禍で12/18から1/17まで開催予定だったロシアのオレンブルク市美術館の「Japan Washigraph Exhibition」が延期。

○日本和紙写真協会会員数名の国際博物館会議 :ICOM 入会が追加承認される。

 

2020年12

株式会社マスミ東京と業務提携。会員の個展をシリーズで計画。

 

2021年1

○ロシアのオレンブルク市美術館の「Japan Washigraph Exhibition」が7月から8月で再決定。

○日本和紙写真協会の会員を対象に、集団ZOOMコーチングを毎週土曜夜に定期開催がスタート。

2021年2

○日本和紙写真協会名義でclubhouseのドメインを取得。金子隆昌がホストを担当。一般公開したトーク番組をスタート。

 

2021年5月

○ロシア法務局から、渡航メンバーにアーティストビザが発行される

平井真帆が子供和紙写真ワークショップの開催を決定。日本和紙写真協会から初の写真講師が誕生。他の会員も同様の企画を準備。

​○映像作家の宮部勝之がした、会員のプロモーション動画をリリース開始。

 

2021年6月

○オレンブルク美術館のJapan Washigraph Exhibitionの図録が完成、国内での一般発売も開始。

渡部俊也中塚 隆之が講師を担当するZOOMコーチングを開始。

西山隆が和歌山県九度山町の町議員を退職。2022年春の九度山町の町長選挙に立候補する記者会見を実施。高野和紙の産業文化の復興を計画。

○小川卯人副会長、宮部勝之、薬師良子(事務局)の3名が、国際博物館会議ICOM日本委員会事務所を訪問。活動の理念や状況を説明。

○会員への情報伝達のためにFacebookの掲示板スタート。

 

2021年7月

○7/1 田中会長、増園有麿事務局長、勝沼祐樹(通訳/交渉)の3名がロシアに向けて渡航。(前日には伊丹空港と羽田で壮行会を実施)

○7/2 モスクワ経由泊のトラブルを経て、オレンブルクに到着。美術館スタッフに出迎えを受ける。作品を搬入。

○7/3 オレンブルク美術館のユーリ館長と打ち合わせ。展覧会の設営作業がスタート。

同日、オレンブルク市美術館から紹介されたオレンブルク市のアート会社ZOLOTOY KVADART社との間で、作品の販売プロジェクトを結成することも決定

○7/6 州立オレンブルク大学を表敬訪問。学長と懇談。同大学のジャパンセンター長(学部長)と​会食。大学生との交流がスタートする。TVと新聞の取材を受ける。

勝沼祐樹(事務局)の発案で、Slackを使った記録性重視の情報伝達網を構築。

○7/9 オレンブルク美術館ギャラリー(Exhibition Hall of the Orenburg Regional Museum of Fine Arts)にて、Japan Washigraph Exhibitionのオープン式典。オレンブルク州高官が多数参列。TVや新聞の取材を受ける。

○7/10 Japan Washigraph Exhibitionが正式にスタート。

○7/11  展覧会の入場者との浴衣Photo sessionがスタート。(以降千人規模の来場者を撮影)作品は専用サイトに掲載。

○ロシアと日本とで、連日のように、Clubhouseをzoomを使ったリモート会議を開催。

○7/23  写真家田中伸明の個人セミナーをZOLOTOY KVADART社のギャラリーで開催。2回目を7/30に開催。

​○7/26  写真家田中伸明がZOLOTOY KVADART社の協力で、オレンブルク市内の写真スタジオで、来日経験もある世界的な新体操チームらとPhoto session。

○7/31  作家会員の平井真帆が明石大橋公園にて、子供写真教室を開催。男性会員がヘルプで参加。

 

2021年8月

○8/3 オレンブルク美術館とZOLOTOY KVADART社(代表Alevtina Afmpaya)の協力で、写真家田中伸明がロシア人女性をモデルにした全裸作品のためのPhoto session。​

○8/5 渡邊美晴が単独渡航にてロシアに合流。オレンブルク滞在でPhoto sessionを体験(~8/12)。

○8/13 ロシア連邦共和国のバシコルトスタン共和国ウファ市の国立博物館での大規模展覧会が内定。

○田中会長がオレンブルク美術館のユーリ館長から、「指輪を通り抜けガチョウの卵の中に入るほど薄い」と称賛されるOrenburgショールを寄贈される。このショールを使った日本人女性の全裸写真の作品制作を写真家として依頼される。

​○オレンブルク美術館の学芸員の協力により、日本和紙写真協会の会員作品の美術館リストの制作を開始。

○8/19 Japan Washi Photo Associationは帰国記者会見を開催。協会の国際化、ロシア全土での展覧会の開催、日本で国際写真展の構想などを発表。

○8/20 田中会長、増園有麿事務局長、勝沼祐樹(通訳/交渉)の3名が帰国。モスクワ空港で、JALのロシア支店長の協力打診を受ける。

○作家会員の西山隆が撮影した写真が、シニア世代の「人生」と「暮らし」を究める月刊誌のサライ(小学館)に掲載。

 

2021年9月

○9/2  ロシア連邦・バシコルトスタン共和国のウファ市バシコルトスタン共和国国立博物館と、Japan Washigraph Exhibition(日本​和紙写真展)の開催について契約書を締結。

9/14 10月から予定されていたウファ市バシコルトスタン共和国国立博物館の展覧会が、ロシア連邦バシコルトスタン共和国の大統領通告にコロナ禍を理由に延期になる。

○9/19 二度に渡り開催期間が延長されていたロシア州立オレンブルク美術館が主催した「Japan Washigraph Exhibition」が72日間で終了。数千人の有料来場者を記録。

○渡部俊也、松田吉弘、小川卯人、瀧脇雅之、増園有麿、シアン・ニクレル、林治、西山隆、松田吉弘、砂田節子、渡邊美晴、山本明美の11名の写真集がリリース。日本和紙写真協会は11名を正式に作家認定する。

○林治がホストになってリモート懇親会(通称zoom飲み会)がスタート。林治は会員を取りまとめる委員長に就任。

○小川卯人副会長を軸にzoom勉強会(相互連絡会)がスタート。会員同士の意識改革を目的に積極的に取り組みがスタート。

 

2021年10月

○大勢の会員が一斉に参加するzoomコーチングを積極的に開催。テーマは人物撮影、Photo Authoringと撮影の組み立て術の一貫性など。

○10/8(~11/7まで)オレンブルク美術館のプロデュースで、オレンブルク州のnovotroitsk市美術館(Museum and Exhibition complex of the city of Novotroitsk)にて、Japan Washigraph Exhibition#2開催。オープン式典には、田中会長がビデオメッセージで参加。

10/16 北陸中日新聞で、林治の写真集『ランド・オブ・ザ・ライジング・サン』の紹介記事が掲載。

○10/30 東京都の文京区民センターの巨大施設(250人収容)で、Tokyo Exhibitionと題したWashigraphPhotoの展覧会を開催。長崎県の久保田栄城、滋賀県のシアン・ニクレル、兵庫県の松田吉弘、富山県の林治など、全国から作家会員が集合する。

 

2021年11月

○関東随一の表具会社であるマスミ東京と日本和紙写真協会が、「和紙写真と表装文化を勉強する会」の結成について合意。

○全国で積極的展覧会を開催する名誉会員の塚本 猪一郎(佐賀県在住の画家、版画家、彫刻家)が銀座のギャラリーゴトーで個展。関東在住の作家会員とには刺激になる。

○12/29から2/15までロシア連邦共和国Ulyanovsk州の州都で​、ユネスコ認定・文学の都市であるウリヤノフスク市イワン・ゴンチャロフ記念博物館でJapan Washigraph Exhibition#3開催が決定。

​○写真愛好家会員とスマホカメラ会員の募集を開始。窓口業務を担当する林治が、会員を代表するという意味合いで委員長に選任される。

○富山市立図書館本館 資料係からの要望で、林治の写真集『ランド・オブ・ザ・ライジング・サン』が所蔵される。

○11/9 2022年に2/5と2/6の日程で、国指定の重要文化施設である大阪市の中央公会堂でKansai Exhibitionの開催が決定する。

​○作家会員の藤原三佐子と高見裕治に、作家活動の不備を理由に除名を通告。

○11/25  田中伸明と増園有麿がWshigraphPhotoの保存用桐箱を発注している新潟市の長野産業を訪問。WshigraphPhoto専用の額の制作を打診。

○ 新設された愛好家会員枠に、4名の会員が参加。新たな会員プロジェクトがスタート。窓口対応は林治。経理サポートは薬師良子。

2021年12月

○12/4 写真愛好家会員から作家会員になった太田靖雄(78歳会員の中では最高齢)の歓迎Clubhouseを開催。

○12/5 作家会員の増園有麿がミュージアムグッズとしての制作を東京のアルプス製版と開始。

○12/6 作家会員の吉川潤司がHP制作講座をZOOMで開始。好評につきシリーズ化が決定。

○12/10 作家会員の渡邊美晴が仕事の都合により自主退会。

○12/11  オレンブルク美術館の管理する日本和紙写真協会の作品をイワン・ゴンチャロフ記念博物館に貸し出して展覧会を開催する契約書が締結される。日本和紙写真協会に丁寧に配慮された内容に感激。協会のサイトにも翻訳を掲載。

​○12/14 関西テレビの関連会社の相談役と面談。

12/16  作家会員の西山隆が和歌山県九度山町の町長選出馬に際して、作家名として鷹矢翔に改名する。

○12/21 毎日新聞新聞社の大阪本社を訪問。元役員に協力を相談。毎日新聞社総合デザイナー協会との連携を模索。

○12/23 シアン・ニクレル、小菅正一、松田吉弘の掛け軸に表具について、大阪府柏原・芝口翁山堂で打ち合わせ。

○12/24 イワン・ゴンチャロフ記念博物館の展覧会の仲介をしてくれたオレンブルク美術館と日本和紙写真協会の間で、委任契約書に捺印。

○12/28 作家会員のシアン・ニクレルが会員間の相互理解を目的にClubhouseを活用したトークサロンを開催。好評につき、レギュラー化が決定。

○12/28 ロシア・ウリヤノフスク州の州都UlyanovskにあるHistorical and Memorial Center-Museum of I.A. Goncharova(イワン・ゴンチャロフ歴史記念博物館)で3回目のJapan Washigraph Exhibitionが開催される。田中会長によるビデオメッセージが上映される。この展覧会の専用ページの用意

○12/30オレンブルク美術館のYuri Komlev館長から、12/30 2/23 から3/28の日程でロシア・サラトフ州の州都サラトフの the Museum of the city of Saratov(サラトフ美術館)で、4回目のJapan Washigraph Exhibitionが決定したことのメールを受ける。

○個々の作家会員の作家性や方向性をコンプリートするために、作家全員と個人コーチングを積極的に開催。

2022年

○2/5から2/6 大阪中央公会堂でKansai Exhibitionを開催。

​○7/31に田中伸明と増園有麿(田中麻子)がパリに渡航。パリの写真ギャラリーlembrasserとWashigraphPhoto の販売に業務提携が決定。アワガミファクトリーのパリ工房の誕生のプランも内定。

○8/7 ドイツのシュトゥットガルト近郊のルートヴィヒスブルクにあるLudwigsburg Residential Palaceでの写真展の打ち合わせ。ドイツ写真家協会の協会長夫人にもご挨拶。日本和紙写真協会との関係構築。1ヶ月間に渡りギリシャ・イタリアを周り、パリに戻る。

○9/11パリで写真家のAntoine POUPEL氏と面会。2025年の大阪関西万博に参加要請。

​​○9月帰国後、阿波手漉和紙商工業協同組合・富士製紙企業組合・一般財団法人阿波和紙伝統産業会館(アワガミファクトリー)の藤森洋一理事長と、和紙写真美術館設立とWashigraphPhoto の国際コレクション構想を相談。

◎日本和紙写真協会の会員制度を修了。

○11/17から11/20 東京南青山のアートサロンathalieで、展覧会を開催。作品も販売。

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