ロシアでの展覧会の開催と、海外の皆様へ
2021年7月にスタートしたロシアのオレンブルク美術館でのJapan Washigraph Exhibition。
帰国後も、美術館サイドのご好意で、ロシア国内の公共施設である美術館や博物館において、現在も展覧会を継続的に開催、現在も8回目の展覧会を準備して頂いて状況に、深く感謝いたします。
しかし残念ですが、コロナ禍に加えて政情の悪化が起因して、私たちは現地を訪れることができない状態が続いています。
私と家内が所属している国際博物館会議ICOMは、日本のスタンスとしてロシアのICOMメンバーを排除しないことと同時に、ウクライナのミュージアムへ積極的な支援を表明しています。
日本和紙写真協会はICOMのメンバーではありませんが、この声明に深く共感しています。
「アートの存在は平和のためにある」というスタンスは、日本和紙写真協会の根本的な理念でもあり、ロシアの美術関係者との親交を深めると同時に、ウクライナを含むヨーロッパ各国のアーティストや支援者との交流も積極的に進めています。
日本和紙写真協会を支えて頂いている各国の皆様に、深く御礼を申し上げます。
そして1日も早く、戦争が終了し、また展覧会で皆様と交流できることを祈願しています。日本和紙写真協会会長 田中伸明
2023 6/15

ロシアにおけるJapan Washigraph Exhibitionの開催実績
①ロシア・オレンブルク市オレンブルク州立美術館 2021/07/09-2021/09/19
②ロシア・ノヴォトロイツク市美術館 2021/10/08-2021/11/07
③ロシア・ウリヤノフスク市イワン・ゴンチャロフ記念博物館 2021/12/20-2022/2/16
④ロシア・サラトフ市サラトフ美術館 2022/02/23-2022/04/21
⑤ロシア・イルビト市イルビト州立美術館 2022/06/27-2022/08/31
⑥タタールスタン共和国・ブズルク市:ブズルク歴史郷土博物館 2022/09/20-2022/10/20
⑦タタールスタン共和国・アズナカエボ市アズナカエボ地方伝承博物館
⑧ロシア・クリミヤ半島:シンフェロポリ美術館(夏季に開催が決定)
※バシコルトスタン共和国ウファ市・国立博物館:契約済み・開催延期中
