WashigraphPhoto は、高精細の高級和紙写真。まるで絵画のような風合いが魅力の「写真の進化系アート」です

写真の手法を活用し、千年以上の日本の伝統工芸で使用される材料と技術と、最新のデジタルテクノロジーの融合によって誕生した、全く新しい写真芸術です。

現在も続くロシアの展覧会では「光の版画」として絶賛されています。

油性インクではなく、顔料(色素パウダー)など天然素材によって和紙に画像を結像していますので、従来のような写真の劣化や風化が少ないのも、美術品としての価値を深めています。

 

現在の日本和紙写真協会は、写真家の会員制度による写真クラブや写真団体ではありません

日本和紙写真協会の活動の基本理念は、伝統的な表具や和紙の日本文化を背景に、最先端の進化系の写真芸術であるWashigraphPhoto (和紙写真)を創造するシステムを海外に紹介することで、職人や生産者の後継者問題の解決や、地方に点在する和紙産業の活性化に寄与することです。

​事務局を構成するスタッフは写真家だけでなく、様々なスペシャリストが集合して運営して三年目を迎えます。

​事務局スタッフ

写真家の会員制度終了と国際ミュージアムコレクションの誕生

日本和紙写真協会が設立2年間、積極的に取り組んできた写真家の作家支援に基づく会員制度を終了しました。(2022年12月現在)

今後は日本和紙写真協会の活動に参加している写真家は、日本和紙写真協会が関係機関と協力して計画している、「WashigraphPhoto (和紙写真)の国際ミュージアムコレクションに参加する写真作家」という位置づけになります。

尚、国際ミュージアムコレクションは、ヨーロッパの中心とした海外の写真作家が多数参加する予定ですが、近い将来、計画中の和紙写真美術館に所蔵展示され、同時に他のミュージアムに貸し出すためにリスト化された作品群になります。

 

日本の伝統文化である表具文化との融合=日本の和紙や表具(掛け軸や屏風)産業を世界に紹介

和紙を掛け軸や屏風などに表装することで、日本を代表する美術品「表具」として海外での注目度が増すことは、海外での展示で実感しました。

写真を掛け軸や屏風に張り合わせるキット商品も発売されていますが、日本和紙写真協会の手がける表具作品は、一流の表具師との関係性の中で誕生した、和紙と布と木を結晶させた日本を代表する美術品です。

日本和紙写真協会では、和紙写真を全面にあしらった襖絵など、建築家とコラボすることで、現代版の建築と美術写真の融合作品も計画中です。

和紙と表具の業界と連携することで支援・​日本各地に点在する伝統的な手漉き和紙の里の多くは、人材不足と産業規模の縮小のWパンチで危機を迎えています。楮や雁皮などの和紙の原材料も一部輸入に依存しているのが現状です。

海外でも版画の最高級摺紙として絶大な人気を誇る日本の手漉き和紙は、最新のナノテクノロジーの結晶である写真の出力技術と融合することで、圧倒的な存在感を世界中のアーティストに与えました。

日本和紙写真協会では、和紙の原材料になる草木(約二年で出荷できる)の苗を植えて、安定して和紙原料を確保するプロジェクトに協力しています。

また日本和紙写真協会は、WashigraphPhoto作品を掛け軸や屏風などに表装する作品を、積極的に海外のミュージアムで展示しています。

すでにロシアのアート会社と販売計画を締結し、専用のオンラインショップのオープンも計画しています。

​和紙写真と表具文化との融合

和紙写真美術館の誕生と和紙写真の国際ミュージアムコレクションの設立構想

日本和紙写真協会がのWashigraphPhoto の製品ブランドであるアワガミファクトリーで使用している和紙は、阿波手漉和紙商工業協同組合と富士製紙企業組合(機械漉き)の二つの生産ラインで製造されています。

これらの和紙の制作施設のシンボル的な施設である阿波和紙伝統産業会館は、一般財団法人阿波和紙伝統産業会館が運営しています。

現在も様々な展覧会を開催してきた阿波和紙伝統産業会館を、国際博物館会議ICOMの認定施設としてアートミュージアムとして刷新する計画を日本和紙写真協会は、現在も積極的にサポートしています。

すでに多くの海外の写真家が和紙写真に興味を示していますが、国籍や人種を超えた和紙写真のミュージアムコレクションの誕生を準備中です。

Official→ http://www.awagami.or.jp
English → http://www.awagami.com
Online Shop → http://www.awagami.jp

Interior→ http://www.awagami.or.jp/interior/
Blog → http://awagami.jugem.jp/

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ユーロ圏でも和紙写真工房の誕生

フランス・パリの中央に位置するサンルイ島に存在する和紙写真ギャラリーであるlembrasser(オーナーはPhilippe Chanelet Dardenne:フィリップ・シャヌレ ダーデン氏)に、アワガミファクトリーのパリ工房として、ユーロ圏でも和紙写真(WashigraphPhoto )作品の出力スタジオを誕生させる計画も準備中です。

lembrasser Facebook

日本和紙写真協会の設立経緯と国際博物館会議ICOMとの関係

日本和紙写真協会は、3年前に京都で開催された国際博物館会議(International Council of Museums=ICOM)の国際大会に、現会長の田中伸明が和紙写真の作品をブース展示したことで、ロシアのオレンブルク州立美術館のYuri Komlev館長による招聘による大規模展覧会である「Japan Washigraph Exhibition」が実現したことが発端になって設立されました。

ICOMは、1946年に創設された博物館・美術館などのミュージアムの国際組織で、フランス・パリのユネスコ施設に本部を置く世界137カ国(地域を含む)から約3.5万人の博物館および博物館専門家が参加している、地球規模で博物館と博物館専門家を代表する団体です。(Wikipediaから抜粋)

国際博物館会議ICOM https://icom.museum/en/

​Yuri Komlev館長

​Orenburg museum

日本和紙写真協会のJapan Washigraph Exhibitionに出品された500点の作品は、オレンブルク美術館の手によってコレクションされ、あロシアICOMのネットワークの中でロシアの各都市のミュージアム(現在7施設)で、現在も継続中

#1 Orenburg:Exhibition Hall of the Orenburg Regional Museum of Fine Arts 2021/07/09-2021/09/19

#2 Novotroitsk:Museum and Exhibition complex of the city of Novotroitsk 2021/10/08-2021/11/07

#3 Ulyanovsk:Historical and Memorial Center-Museum of I.A. Goncharova 2021/12/20-2022/2/16

#4 Saratov:Saratov regional museum of local lore 2022/02/23-2022/04/21

#5 Irbit:Irbit State Museum of Fine Art 2022/06/27-2022/08/31

#6 Buzuluk:Buzuluk Museum of History and Local Lore 2022/09/20-2022/10/20

#7 Ufa:National museum of Republic of Bashkortostan/postponed  ※コロナ禍と戦争で開催延期中

​地図・詳細ページ

※このような海外での和紙写真の大規模展覧会の開催実績が評価されて、日本和紙写真協会会長:田中伸明と事務局長増園有麿がICOMの会員として登録済み。

不完全なカラープリントと、保存性が高いWashigraphPhoto

モノクロームの銀塩プリントは、金やセレンなどの金属で印画紙の表面をコーティングするよって変色や劣化を防止する技術が開発されたことで、白黒写真を美術品として扱う環境が整いました。 美術館は美術品として収蔵している写真のほとんどは、こうした処理がされているのが現状です。

しかし一般的なカラー写真は、美術品としての評価は非常に低いのが現状です。

ネガカラープリントも、現在普及しているインクジェットプリンターによるプリントも、数年で色素脱色や色被りが始まります。

そのため美術館や博物館などは、カラー写真はあくまでの展示資料でしかなく、写真そのものを美術品として扱うケースはごく稀です。

現在のカラープリントは、厳密に言えばあくまでも期間限定の展示資料でしかなく、収蔵される美術品ではないのです。

一方私たちが「WashigraphPhoto 」と名称を変えて呼んでいる特別な和紙写真プリントは、採光や時間経過のおける化学変化が起こることが前提の油性インク系色素ではなく、日本古来の伝統に裏付けされた物質的にも非常に安定した顔料(パウダー)を活用した画像出力システムを採用しています。

「WashigraphPhoto 」は、最適な環境下であれば、理論上は従来の写真プリントとは比較にならないような、画期的な保存性の高い新しいジャンルの写真プリントなのです。

日本和紙写真協会の作品が、美術品としてロシアのミュージアムの高い評価を獲得している理由の一つは、「WashigraphPhoto 」の保存性の高さです。

WashigraphPhotoはデータの最適化(Photo Authoring)技術の結晶

カメラやパソコン画面の画像は光のデータ(RGBデータ)です。

光のデータを紙に出力する場合は、色素のデータ(CMYKデータ)に変換されて、紙の上に画像として定着させています。

このデータの画像出力作業は、光の輝きを色である色素に変えるプロセスですから、当然全ての画像がそのまま再現できているわけではありません。

この現象は、CMYKデータがRGBデータよりも、再現できる色彩空間が極端に狭いために起こります。

わかりやすくい例えると、光だと300色のクレヨンセットがなのに、色素だと24色のクレヨンセットになるような感覚と、言っても過言ではありません。

私たちの作品を素材である「WashigraphPhoto」 は、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの4色のプロセスカラーに6色の特色を追加することで、出力時の色空間の減少を補うことで、「データと画像の印象の違い」を丁寧に修正しています。

「WashigraphPhoto」 のデータ制作の上で最も大切なことは、画像修正のような所謂レタッチ作業ではなく、画像や色彩として再現されるダイナミックレンジ(写真用語ではラチチュード)を最大限に生かした、「データを最適化させる」という、Photo Authoring作業です。

Authoringとは元々焼き付けという写真や製版業界用語です。
写真家のAnsel Adamsらが確立した写真の撮影と暗室の関係を理論化したるゾーンシステムと、日々進化するデジタル製版データ作成の技術環境の二つを緻密に融合した、言わば写真データの最適化プロセス(RAW現像や修正作業であるレタッチではない)です。

さらに、この最適化された写真データが和紙の独特の風合に定着することで、「WashigraphPhoto 」は一般の写真プリントにはない絵画的な表現が可能になっています。

海外では、「WashigraphPhoto 」を「光の精密版画」と呼ばれていますが、その秘密は和紙だけでなく、画像データの最適化プロセスにあるのです。

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