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撮影データ
写真データを最適化するPhoto Authoring
写真データの最適化する概念というアイディアは、音楽レコーディングのマスタリング作業がヒントになって誕生しました。
レベル補正やトーンカーブを動かしてレタッチすると、明度はUPしますが、データが圧縮されて目に見えないレベルで細部は潰れてしまいます。
この現象は、レコーディングスタジオで収録されてはっきりと聴こえていた楽器の音やコーラスが、完成したCDアルバムに収録されると聞こえて来ない。原因はCDに収録できるレベル帯域(LPレコードよりは狭い)の外に存在する音が再生されないのです。
写真データも同じで、実はカメラはきちんと記録しているのに、カメラやパソコンのモニター画面ではよく見えない。最適化することで、この見えてこない部分を見えるようにすることが、最適化作業の軸になる部分です。
RAWデータをJPEGデータなどに変換するRAW現像や、修正を目的にした多くのレタッチ作業と、最適化(Photo Authoring)は根本的に目的が違うのです。日本和紙写真協会のWashigraphPhotoの比類なき再現性は、このPhoto Authoringによって支えられたいます。
ちなみに、最適化をPhoto Authoringと命名しましたが、オーリサリングとは焼き付けという意味です。田中伸明
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