日本和紙写真協会の活動は、戦争の悲劇に巻き込まれません。計画された世界中の展覧会は引き続き開催します。

まもなくスタートするロシア・サラトフ市ミュージアムのオープニング式典へ送った動画メッセージ。​ロシアの字幕つき。

日本和紙写真協会の展覧会を招聘してくれたロシアの美術館や博物館との関係性は、現在も日々更新されています。

美術館で知り合った大学やマスコミやアーティストとの関係で企画された複数のプロジェクトも準備中です。

​ドイツの美術館での日本和紙写真協会の会員の個展も計画されています。​

幸にして、去年の夏から継続しているロシアの4都市での展覧会は、日本和紙写真協会の会員の皆さんが持ち寄ったお金で作品をロシアに運びました。

いわゆる手弁当でこの大きな国際イベントを実現したわけです。

​もし、何らかの公的機関から資金援助や助成金をもらっていたら、ロシアとウクライナの戦争にまき込まれていたかもしれませんが、幸にして日本和紙写真協会はそうではありません。

​日本和紙写真協会は、日本人もウクライナ人もロシア人も、如何なる戦争にも反対なのは同じだと、信じています。

​まもなく、ロシアのthe Museum of the city of Saratovで4回目のJapan Washigraph Exhibitionが開催されます。

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Museum ArtistとしてのIdentity

日本和紙写真協会の作家会員のメンツが入れ替わっていますが、コロナ禍終焉以降に再開される海外での展覧会のために、新作を集めた図録の制作を開始します。

日本和紙写真協会では、作家としてのテーマ設定や立ち位置を厳密に設定しています。

つまり、誰一人として、キャラークターが被らないように配慮しているということ。

今回は、作家を紹介するライナーノーツを会長の田中伸明が執筆します。

日本語、英語、ロシア語、フランス語の4カ国で掲載して、ロシア以外のヨーロッパ諸国を見据えた世界戦略のツールとします。

​完成時期は5月の連休明けが目標。

日本和紙写真協会の事務局で、海外との折衝業務を専任している勝沼祐樹さんが、行政書士の資格を獲得しました。

勝沼さんはフランス語と英語の通訳、本業の音声データの文字おこし/校閲スキルを駆使して、ロシアでも二か月間大活躍した男性です。

渡航の手続き、公的機関との連携や助成金の申請、各種法人設立などの申請業務も、行政書士の​取扱業務。

日本和紙写真協会の海外戦略に関わらず、社団法人国際作家支援協会の設立にもその力量を発揮してくれると思います。

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2/5〜6大阪中央公会堂
Kansai Exhibition

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2/5の大阪中央公会堂で開催されたKudoyama Exhibitionで、ロシアのオレンブルク美術館のナターシャさんや通訳のオルガさん、そしてユーリ館長、イワン・ゴンチャロフ記念博物館のヴァレリア副館長と、TV会議を開催しました。

​通訳を担当してくれた女子大生のアリーナさんにも感謝。

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Ulyanovsk Museum

ロシア・ウリヤノフスク市のイワン・ゴンチャロフ記念博物館での展覧会が終了しました。館長からお礼感謝状を頂戴しました。

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副館長のヴァレリアさんからのメッセージ

皆さま、残念ながら展覧会は会期を終え、本日梱包されてサラトフへ旅立ちました。展覧会に別れを告げるのは、私にとっていつもとても悲しい瞬間です。

祐樹さん、そして田中さん率いる出展者の皆さん、展示会を楽しませていただき、また、一緒に仕事をさせていただき、本当にありがとうございました。

私たちの協力関係はこれからも続くと確信しております。

今後ともよろしくお願いいたします。ヴァレリア

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​速報 Saratov Museum

ロシアで4回目の展覧会がもうすぐ始まります

昨年末にロシア・オレンブルク市のオレンブルク美術館など6つのミュージアム施設の館長を務めるYuri Komlev氏から、「ウリヤノフスク市のイワン・ゴンチャロフ記念博物館に引き続き、2/23から3/28日の日程で、the Museum of the city of Saratov(サラトフ)で、4回目のJapan Washigraph Exhibitionの開催が決定した」との連絡を頂戴しました。

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サラトフ市は人口83万人超の州都

サラトフ地方伝承博物館は、ヴォルガ地方で最も古い博物館のひとつです。

1886年12月12日(または24日)がその設立日とされています。

設立当時、サラトフ科学アーカイブ委員会が設立され、歴史・考古学博物館が併設されていました。

現在では、10の支部を持つ大規模な博物館法人となっています。
1930年以来、博物館は、19世紀ロシア古典主義の最も輝かしいモニュメントとされる建物で運営されています。

考古学、民族学、古生物学、昆虫学のコレクション、薬草園、写真、文書、手書きの本や初期の印刷物、コインやメダル、宗教用品、ポスター、サラトフの政治、経済、社会、文化生活の歴史に関する資料など、約40万点の資料で構成されています。

 

1921年のヴォルガ地方の飢饉に関する貴重な資料や、世界初の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリン、サラトフ州知事でロシアを代表する首相P.A.ストリピン、遺伝学の分野で優れた研究者N.I.ヴァヴィロフ、作曲家A.G.シュニトケ、有名作家L.A.カッシー ル、優れた俳優、科学者や作家に関する記念コレクションが収蔵されています。

展示は30の部屋に分かれていて、毎年新しい展示が行われます。

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ロシアの中央に位置するUfa市で最大規模の展覧会が決定しています

​昨年夏に決定し、渡航手続きや航空券の手配も終了していたのにも関わらず、コロナ禍のため延期しているウファ市バシコルトスタン共和国国立博物館の展覧会の準備を進めています。

​この展覧会には、日本和紙写真協会の会員以外のゲストアーティストの作品も展示される大規模な展覧会になる予定です。

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ウファ市は、ロシア連邦中央部に位置するバシコルトスタン共和国(バシキリア)の首都。人口は112万人とロシアでも有数の巨大都市。

ロシア人が人口のうち54.2%を占めるが、地方から転居してくるタタール人(27%)やバシキール人(11.3%)が増加傾向にある。またカザンなどと並び、ロシアに暮らすムスリムの宗教的な中心都市である。

ウラル山脈南部の西麓(ヨーロッパ側)に広がる丘の上に位置し、ヴォルガ川の支流ベラヤ川ウファ川の合流地点に町が広がる、美しい歴史を誇る都市です

​展覧会の会場は、200年以上の歴史を誇る国立博物館。1日では観覧できないほどの巨大施設ですが、日本和紙写真協会の展覧会の開催がすでに決定しています。

コロナ禍が収まった時点で開催日程が、発表される状態になっています。

​アメリカの2倍の国土のロシア連邦の中でも最重要の都市で、開催されるイベントは単なる写真展ではなく、日本の伝統と文化を伝える大掛かりなイベントして、現地のメディアや大学などを巻き込んだ文化交流イベントになるでしょう。

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歴史学者でもあるヤルムリナ館長

日本和紙写真協会の作品がOrenburg Museum Collectionのリストに
オレンブルク美術館がロシアの各都市のミュージアムとの展覧会の開催契約を随時締結して頂いています

ロシア連邦の各都市では、Japan Washigraph Exhibitionの継続的に計画され続けています

Orenburg州 Orenburg市のオレンブルク美術館(展示ギャラリー)にて、2021年7月9日から9月19日まで、2度の会期延長を経てのべ73日間にわたり、Japan Washigraph Exhibitionが開催されました。

オレンブルク美術館が保管する日本和紙写真協会の会員作品約500点は、オレンブルク美術館の学芸員のもとで、展示美術品リストとして収録されています。

オレンブルク美術館のYuri Komlev館長は、国際博物館会議ICOMロシアのネットワークに所属する大都市の美術館や博物館へ展覧会の開催を打診。

ロシアの法律に基づいて、展示美術品リストを元に、展覧会への作品の貸し出しや協力をデザインした契約書を制作して、現在4つの都市のミュージアムと展覧会の開催が実現しました。

ロシア全土に存在する大都市で、Japan Washigraph Exhibitionが計画されていますが、二つの都市で同時に展覧会を開催する状態になりそうです、

また、日本和紙写真協会では、ロシア人写真作家の作品を加えた両国による合同展示会Rossiya/Japan Washigraph Exhibitionの開催を日本で計画しています。

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ロシアと日本の大学生が参加する次世代アート写真の制作企画

​スマホ、タブレットカメラ限定

​次世代の作品制作プロジェクト

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オレンブルク美術館、イワン・ゴンチャロフ記念博物館、オレンブルク州立立大学との連携により、若い世代限定の作品制作プロジェクトです。

​両国での展覧会の開催、作品集を制作します。

​スマホ世代の才能の発掘や、和紙写真を通じて日本の技術の海外への普及を目的にしたプロジェクトです。

ロシアのミュージアムとの確固たる関係性を構築

コロナ禍で延期中のウファ市バシコルトスタン共和国国立博物館の展覧会を合わせると、日本和紙写真協会の展覧会はすでに5つの会場での開催が現実化しています。

現在、数百点のWashigraphPhoto作品がオレンブルク美術館の管理下にあり、学芸員の手によって全ての作品は展覧会用に作品リスト化されています。

展覧会の開催に際しては、この作品リストを元に、オレンブルク美術館と他の都市の美術館や博物館との間で、その都度、公的な契約書が締結されます。

日本和紙写真協会はオレンブルク美術館に対して、作品展示や取材撮影などの許諾書に捺印することで、ロシア政府の承認を得ています。

作家会員の比類なき作品のレベルの高さと作家性

1年前まではオレンブルク美術館の展覧会への出品が会員の目標でした。自分の生み出した作品を、美術館や博物館で、有料で来場された方にご覧頂く意味合いを理解できた方は、作家会員として日本和紙写真協会に残ることができました。

写真の売買を切望される美術品として昇華させる意味合いを体感できた人以外は、残念ですが協会を去ることになりました。

自分の楽しみの延長線上ではなく、ファンになって頂いた地球の裏側の人たちが存在していることを忘れていけません。

日本和紙写真協会の会員は、誰一人立ち位置や作品イメージが重なりません。

今年の日本和紙写真協会は、日本の伝統工芸である「和紙づくりと掛け軸や屏風などの表具文化」を、写真美術を通じて海外のミュージアムに紹介することで支援するプロジェクトの安定化を積極的にすすめます。

ロシアのアートシーンとの交流を充実・日本和紙写真協会は様々な関係機関にご協力を仰ぐことで、ロシアの写真家や様々なジャンルのアーティストを招聘した、日本のミュージアムでのRossiya/Japan Washigraph Exhibitionの開催を実現に向けて調整中です。

同時に、ロシアの各都市のミュージアムで展開している展覧会に参加する作家を公募することで、展覧会の規模拡大と、両国間の信頼関係を確固たるものにしようと思っています。

和紙と表具の業界と連携することで支援・​日本各地に点在する伝統的な手漉き和紙の里の多くは、人材不足と産業規模の縮小のWパンチで危機を迎えています。楮や雁皮などの和紙の原材料も一部輸入に依存しているのが現状です。

海外でも版画の最高級摺紙として絶大な人気を誇る日本の手漉き和紙は、最新のナノテクノロジーの結晶である写真の出力技術と融合することで、圧倒的な存在感を世界中のアーティストに与えました。

日本和紙写真協会では、和紙の原材料になる草木(約二年で出荷できる)の苗を植えて、安定して和紙原料を確保するプロジェクトに協力しています。

また日本和紙写真協会は、WashigraphPhoto作品を掛け軸や屏風などに表装する作品を、積極的に海外のミュージアムで展示しています。

すでにロシアのアート会社と販売計画を締結し、専用のオンラインショップのオープンも計画しています。

日本和紙写真協会の理念とは

​日本和紙写真協会は写真クラブでも写真家を集めた団体ではなく、国際的な活動をメインにした写真作家の支援のために設立されたプロジェクトです。

19世紀にフランスでアートの表現手段として誕生した写真ですが、20世紀後半からの日本では、「単に拡散するだけの消費物」になってしまいそうでした。そうした状態に危機感を感じている我々日本和紙写真協会は、国際博物館会議ICOMの活動に共鳴し、和紙写真による写真文化の価値感を復権させる国際プロジェクトづくりを目指しています。

日本和紙写真協会は、従来の写真団体や、一般的な写真クラブでも、写真を教える写真教室ではなく、作家集団です

現在、数多くの掛け軸や屏風などの表具作品を含むWashigraphPhoto (手漉き和紙)500点の作品が海を渡り、ロシアの各都市の美術館や博物館にて「Japan Washigraph Photo Exhibition」として、大規模な有料展覧会を継続中です。

また、WashigraphPhoto 作品は、「光の版画」として美術品としても高い評価を獲得し、ロシアのアート会社を通じて販売を開始しています。

Our concept

JapanWashi Photo Association is not a photography club. It is not a photography school .

Secretariat to support photographers.Members who want to become photographers.
This is an art project made up of two parts.

Photography, which was born in France in the 19th century as an art form, morphed into something that is just created without thought and then consumed, a trend that spread until it permeated society in the late 20th century.  

Feeling a sense of crisis over this situation, we, the Japan Washi Photo Association, have linked our activities to those of ICOM, the International Council of Museums.  

Our goal is to create an international project aimed at restoring the sense of appreciation for photography culture through Japanese organic paper.

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光の写真版画と呼ばれる和紙写真とは

日本和紙写真協会の和紙写真は、徳島の阿波和紙伝統産業会館の中にあるアワガミファクトリーにて、手漉きされた分厚い最高級和紙を使用。

その和紙に、時間をかけて制作された最適化(Photo Authoring)された写真データを、10色の顔料を使ってデータを出力した特殊な写真プリントが。WashigraphPhotoです。

WashigraphPhotoは、市販の和紙印画紙を一般的なインクジェットプリントによる和紙写真とは、全く別次元のモノです。

美術品としての価値を生み出したWashigraphPhoto の特徴

◉油性のインクや科学溶剤を使用せず、顔料や天然材を作っているので、理論的には数百年単位の保存性を確保できると言われています。

◉10色の掛け合わせで再現させているWashigraphPhoto は、一般の写真プリントや一般的な印刷物では再現できない、まるで絵画のような比類なき深い味わいのある写真作品です。

​◉屏風や掛け軸や絵巻など、日本の伝統美術と融合した表具作品に仕上げることができます。

日本和紙写真協会の掛け軸や屏風は、アマチュアの写真展で見られるような掛け軸風展示の仕上げではなく、和の伝統美術を支える京表装の文化を伝承する熟練された表具師の手で仕上げられています。

和紙を祀った神社が全国に存在

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砂田節子による全長10メートル

の写真絵巻。現在、ロシア・イワン・ゴンチャロフ記念博物館で展示中。