会員のための写真データのアップロード送信に関して解説します

写真データの入稿において、最も多いトラブルはデータ送信に関係することでしょう。

昭和のフィルム世代のカメラマンたちは、データ送信に関するマナーや知識が足りていなかったために、デジタル世代の現場製作者から嫌われました。

せっかくの技量や知識を活かして活躍することなく、多くのカメラマンたちが第一線から退いた原因の一つは、データを受信した相手がどの様な作業をしているのか?を理解していなかったことにあると思います。

ほとんどの方は、他人の大量の写真データをダウンロードして、様々な作業を施し、処理するという体験がないでしょうから、「何がいけないのか?」「何がトラブルの原因なのか?」を理解できないと思います。

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まずは、アップロードとダウンロードの概念を理解して下さい。

送信者はデータをアップロードしても、そのままではデータ送信作業は完了できません。​

受信者が確実にデータをダウンロード作業を遂行できて、初めてデータ送信作業は完了するのです。

​間違ったアップロード作業は、受信者の作業時間を無駄に奪うことになります。

​ネットワーク環境や混み合いによっては、アップロードの数倍の時間を要するダウンロード。

受信者や時間をかけてダウンロードできたとしても、一部のデータが壊れていたり、大量のデータの確認や整理作業にさらに膨大な時間を要するようなデータ送信は、絶対に避けなくてはいけません。

日本和紙写真協会では、様々な理由のために、写真データのアップロードするシステムをファイルポスト(Filepost)に限定しています。​

①FilePost(https://file-post.net)を開いてください

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②ファイル送信のページを開いて、差出人の氏名とアドレスを登録してください

③アドレス帳に、所属する送り先の名称とアドレスを登録してください

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写真愛好家会員:osamu.036.884@gmail.com

​作家会員:artroom.tanaka@gmail.com

④写真データのフォルダに入れて、名称をつけてからzip圧縮して下さい​

2枚以上の写真データを送信する場合は、必ず新規フォルダの中に複数のデータを入れて、新たに名称をつけて、zip圧縮して一つのデータにしてください。Filepostは3GBまでの大容量を1回で送ることができます。※データが一つの場合はフォルダに入れて圧縮する意味はありません。

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写真データをバラバラに選択して、同時に大量に送る行為はシステム上は可能なのですが、ダウンロードやデータ整理作業の上で、エラーを起こす可能性が高く、さらに確認作業も大変なので、絶対にやめてください。

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​ありがちなトラブルの原因や、受信者に余計な負担をかけないためのマナーをご紹介します

■ファイルポスト(Filepost)の設定を間違えると、相手に届きません。問題なく届いるのか最初は確認してください。

ファイルポストの送る方法の選択は、「自動で送る」に設定してください。

■メール添付・Facebookのmessenger・LINEでの送信は厳禁です

自動的にサイズダウンされてしまうこともあるので、メール添付、FacebookのmessengerやLINEでの送信は厳禁です。

ダウンロードできる期間は締め切りがあります

ファイルポスト(Filepost)のダウンロード期間は最長で7日間まで設定できます。せっかくアップロードしても休日を挟んだりすると、ダウンロード期間が終了し、ダウンロードできないことも多々あります。作業の進行状況において、ダウンロード期間の設定は長めにしておいて下さい。

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無用なパスワード設定はダウンロード作業の邪魔です

ファイルポスト(Filepost)は、パスワード設定が可能です。データの盗難などを防止するためのシステムですが、パスワードを設定しなくてもデータの送信は可能です。パスワードを設定すると、パソワードを別に受信者に報告し、受信者がパソワードを打ち込まなくてはならず、作業の煩雑化やトラブルとなるケースが多発しています。個人から事務局へのデータ送信の場合は、原則としてパスワードの設定は不要です。

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■フォルダを圧縮後の名称を安易に変更しない

​圧縮後のフォルダ名を圧縮前のフォルダ名から変更すると、受信者は予期しないフォルダの出現に困惑して、フォルダの中身を確認する際に混乱を来たします。

zip圧縮作業は、最後に1回のみ

送信用のフォルダに複数のフォルダを一緒に入れることは問題ありません。ただし、その場合はzip圧縮作業を最後に1回のみにしてください。

​すでに圧縮されているフォルダを、さらに別なフォルダに入れて圧縮を繰り返すと、ダウンロードデータの解凍作業の時にデータが破損することがあります。絶対にしないでください。

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■フォルダの名称は受信者の身になってつけてください

フォルダ​の名称に、撮影地などやモデルの氏名など個人的な情報をつける人がいますが、受信者にとっては不要な情報です。撮影者にとって自分のデータを整理するための情報=受信者にとって作業に必要な情報でないことを深く理解してください。

◎誰のデータなのかわかるように氏名を記載する。

◎日付をつけると、新旧が分かり整理するときに楽です。

◎無用に長い名称はトラブルのもとです。探すときに苦労します。

​◎続けて送る場合は番号をつける。ダウンロードのミスを無くすためにもぜひ。

◎ファイル名内の一部文字(スペースなど)は「_」に変換されます。ファイル名に機種依存文字(㈱、①など)を使用すると、受取人のダウンロード時に文字化けする場合があるので、避けてください。

■写真データの名称について

​​◎写真データそのものの名称を変えることは危険です。データ番号は単なる記号ではないのです。

また、几帳面な人に多いのですが、撮影されたデータに詳しい撮影地や日時、編集情報を盛り込んだりする人がいます。半角文字やスペースをデータ情報に加えると、撮影者のパソコンでは問題なく開けても、受信者のパソコンでは文字化けしたり、最悪の場合、破損して開けなくなることがあります。

さらに、Indesignのような写真集を作るための編集ソフトでは、長いデータ名の全体が表示できないので、せっかく丁寧につけたデータが全部同じデータ名にしか読めないケースも多々あります。